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No.41

波に消えた毒消し売りの村
~越後毒消し売り展~

2017.1.23

あらぼーを訪ねて〈なじラボ〉におじゃましたんろも、
あらぼーはお出かけしてて会うことが出来ねかったんら(゚ω゚;)
しかたねっけ、おいらは、あらぼーを探して歩き回ることになったんら(。>ω<)



あらぼーを探して地図を見ていたら
不思議な場所を発見したんら(゚ω゚;)

海沿いを走っている
越後七浦シーサイドラインが
一度内陸に迂回して
再び海岸に戻る場所があるんら…

じつはここ、東北電力の巻原発予定地だったんろも
計画が撤回されて以降、そのままになった土地なんら




今は砂浜しかないこの場所には
昔、ある村が存在したんら

それが
角海浜村
(かくみはまむら)




江戸時代、250世帯も家があったものの
数十年に一度起こる“マクリダシ”っていう海岸侵食で家が波に飲まれ、
1969年にはわずか8世帯しか残ってなかったんら
最後には、東北電力の巻原発予定地になって
残りの住民は、立ち退きをして廃村になったんら




海と三方の山々に囲まれ、
農耕に向かなかった角海浜を支えたのは
〈越後の毒消し売り〉と言われる、家伝薬〈毒消丸〉の行商や
塩田での製塩だったらしいろ
「越後毒消しの記憶」っていう企画展をやってたっけ
ちょっと見に行ってきたろ




入口には“全ての食中毒を治す”のコピーが頼もしい
越後毒消しの薬袋の版木がお出迎え




その他、薬袋などに使われた貴重な版木がズラリ




行商の時に身に着けてた、財布や前掛けなど




いよいよ〈特別展示室〉へ




当時の貴重な資料が、いっぺこと展示してあるろ☆




船の往来があった事を伺わせる和船の模型や
送状や荷受状を入れてた木箱“船往来(ふなおうらい)”




丸薬を作る製丸機




薬を入れ、上の板で圧縮し
下の穴から“ところてん”みたいに出てきたところを
切り落として丸くこねるんら☆




薬を砕いて粉にする道具など、
色々な道具も展示してあったろ




薬袋や、毒消し売りの様子を伝える雑誌





角海浜集落も、毒消し売りも
もうなくなってしまったろも
存在していたことを伝えるものが
今も残っていることは、うれしいろ☆

かつての角海浜村の賑わいに
思いを馳せてみたろ




※撮影には許可が必要です。
今回は特別な許可をいただいて写真撮影、
ブログ掲載をしております。

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