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AKIRA

MOVIE 2018.1.29

AKIRA

日本映画(1988)
監督:大友克洋
脚本:大友克洋、橋本以蔵

2020年東京オリンピックを予想した作品?

30~40代の方であれば1度は目にしたことがあるであろう「AKIRA」「アキラ」のロゴデザイン。大友克洋の手によって週刊ヤングマガジンでの連載にはじまったこの作品は、今回紹介するアニメ映画にもなり、ゲーム化まで。最近では、人気ストリートブランド「Supreme」(シュプリーム)とのコラボレーションも果たし、日本のみならず世界にも名を馳せる、80〜90年代のサブカルチャーを映し出した名作です。これまで数々の名作漫画がUT(UNIQLO)とコラボして発売されてきましたが、ストリートヘッズたちはそれらを着用せず、かわりにAKIRAのTシャツやパーカーなどはこれ見よがしに着ています。それは何故でしょう?きっと、いや、絶対的に、大友克洋の描く世界観、画風がカッコイイからだと思います。それに、単純にカッコイイからというだけではなく、未来を見据えて描いた世界観がいま、現実に近いものになっているからかもしれません。この物語は、超能力による戦闘や、近未来の巨大都市の荒廃した有様のなか不良少年とバイク、友情、恋愛を描いたSFストーリー。一度は第三次世界大戦で崩壊した東京でしたが、その後復興し、2019年の半年後に東京オリンピック開催を控える新首都「ネオ東京」が舞台。金田をリーダーとするバイク集団は、進入禁止の高速道を疾走。そこに現れた奇妙な小さな男の登場によって物語は本筋へ…。人間、超能力者、覚醒した暴走と渦巻きあう友情。近未来的な描写の数々。色褪せることのない物語というのはいくつもありますが、時代の色が物語に追いついた。そんな印象を受けます。21世紀の科学を見越した「ドラえもん」もそうですが。これから開催される2020年東京オリンピックの描写が描かれた同作、一度観た人も、まだ観たことのない人も、オリンピック前に観てみませんか? コミック6作分(若干ストーリーは違います)が集約されたこの映画版。今こそ、見るタイミングです。

BY SHOTA KONDO

近藤翔太

画質のキレイなBlu-rayDiscよりも、DVD派です。日本人だけど邦画よりも、洋画派です。ちょこちょこDVDレンタルしてますけど、購入派です。エディ・マーフィの吹き替えとか好きだけど、字幕派です。エヴァンゲリヲン新劇場版とか劇場まで観に行くけど、自宅派です。好きな映画のジャンルが偏ってる、30歳男性です。