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ザ・ビーチ

MOVIE 2018.6.4

ザ・ビーチ

The Beach|アメリカ映画(2000)
監督:ダニー・ボイル
出演:レオナルド・ディカプリオ、ロバート・カーライル、ヴィルジニー・ルドワイヤン

伝説のビーチを目指すアドベンチャー映画といえば聞こえはいいが

以前に紹介した映画「Trainspotting(トレインスポッティング)」のダニー・ボイル監督がメガホンを取った本作。この監督の作品が好きでいくつか観てきましたが、どのタイミングで見ても、この映画は出演しているレオナルド・ディカプリオの存在に違和感を抱いてしまいます。作品の雰囲気だったり、色合いはダニー・ボイルらしいのですが、どこか彼のビジュアルが作品を過剰に美化している気がするからでしょうか。「Titanic(タイタニック)」で一躍有名になり、煌びやかなアメリカンドリームを手に入れてますからね。あるいは彼を見る目に嫉妬や羨ましさが含まれているからですかね。あらすじは、ひとり旅でタイにやって来た主人公のリチャード(レオナルド・ディカプリオ)が、世界各国のバックパッカーが集まるカオサン通りで「伝説のビーチ」について知り、安宿の隣室に宿泊していたフランス人カップルと共に楽園を目指して旅に出るというアドベンチャー。「レオナルド・ディカプリオが楽園を目指して冒険をする」。その万人受けしそうなあらすじは、興行収入もかなり期待できそうです。でも、ちょっとストーリーは違っていた。冒険は冒険でも、クルージングボードに乗ったり、ジャングル探検隊みたいなコスチュームを着るわけではなく、荷物が濡れないようにとビニール袋に詰めてひたすら目的の島まで泳ぐという、何とも原始的な冒険。そして楽園に辿り着くも、南国のフルーツがたくさん木になり、白い砂浜にビキニの美女、なんて夢のまた夢。そこは外界から完全に遮断された大麻の楽園だったのです。そう、ここからがダニー・ボイルの描く本当の楽園物語のはじまり。朝から晩まで大麻吸い放題。そんな楽園生活を過ごしているうちに、いよいよ恐ろしい事態がやってきます。レオナルド・ディカプリオが100本以上のオファーを蹴ってまで出演を決めたこの作品、傑作なのか、それともただの異色作なのか。ぜひ自分の目で観て、感じてみてください。

BY SHOTA KONDO

近藤翔太

画質のキレイなBlu-rayDiscよりも、DVD派です。日本人だけど邦画よりも、洋画派です。ちょこちょこDVDレンタルしてますけど、購入派です。エディ・マーフィの吹き替えとか好きだけど、字幕派です。エヴァンゲリヲン新劇場版とか劇場まで観に行くけど、自宅派です。好きな映画のジャンルが偏ってる、30歳男性です。