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看板猫のボンちゃんと
沼垂の千代乃湯

新潟の銭湯特集 #01

SPOT 2017.09.25

古きよき新潟の銭湯をご紹介します。

お風呂のない家なんてほぼ皆無、バストイレ別のアパートも当たり前。そんな時代だからこそ、たまにはちょっと気分を変えて、昔ながらの銭湯に行ってみるのはどうでしょう。ふと空を見上げたとき、あれ?何の煙突だろう、と思うことはありませんか? 実は意外と知られていない、町の銭湯。昔は、風呂桶を片手に、家族で通っていた、そんな銭湯。「神田川」の歌詞にもあるように、一緒にでようねって約束守らないと、寒い思いをして待ちぼうけをくった記憶も。そこには、いつものバスタイムとは違った時間が流れています。Najilaboでは、「新潟の銭湯」を、一軒ずつ月イチペースでお届けしていきます。

千代乃湯 くつろぎの場

江戸末期から続く、老舗銭湯「千代乃湯」
CHIYONOYU

新潟市沼垂に江戸末期から続く、老舗銭湯の「千代乃湯(ちよのゆ)」さん。「日替わり薬湯」を楽しみに、近所はもちろん、遠方から足しげく通う方も多いそうです。私たちの取材中も、開店前からもうすでに常連客の方がやってきたほど。お風呂は「超音波ジェットバス」「ミクロ気泡風呂」そして「日替わり薬湯」の3つからなり、お湯の温度は40~42℃くらい。蛇口も昔懐かしく、冷水、温水が分かれて、プッシュすると出てくるタイプ。

千代乃湯 湯の風呂焚き

薪職人の林さんと、看板猫のボンちゃん。

取材に応じてくれた林 恭弘さんは、風呂場裏で焚きを担当している薪職人。お客さんが常に気持ちいい温度で入浴できるように、薪とボイラーを使いこなして湯加減を調整しています。夏はまさに灼熱地獄となる炊き場ですが、看板猫のボンちゃんとともに頑張っています。なんでも、ボンちゃんは地元・沼垂小学校のアイドル的存在なんだってさ。

千代乃湯 薪職人の林さんと看板猫のボンちゃん

そんなに広くはないけれど、3種類のお風呂が楽しめて、お風呂上がりにはクラシカルな体重計に乗ってみたりと、銭湯の醍醐味は十分に味わえる「千代乃湯」さん。銭湯といえば忘れちゃいけない、ケロリンの黄色い桶もありましたよ。ちなみに、フルーツ牛乳はないけれど、冷えた缶ジュースはありました。

DETAIL

千代乃湯

ちよのゆ

新潟市中央区

  • 新潟市中央区沼垂東4-12-3
  • 025-244-3949
  • 14:00~22:00

お店の備品

  • ○ドライヤー
  • ○ロッカー
  • ○貸しタオル
  • ○シャンプー/ボディーソープ
  • ○雑誌/TV
  • ○ドリンク
  • ○洗濯機
  • ○体重計

スーパー銭湯や日帰り温泉などの陰に隠れがちな昔ながらの「銭湯」。夕方に暖簾をくぐって入ると、お風呂から上がったときには真っ暗になっていたりして、その町の景色の変化も含めて楽しめたり。ぽかぽかの身体で、ご近所を散歩しながら家に帰ったり。ぜひ皆さんも、銭湯の楽しさ、再発見してみてください。次回もお楽しみに!

EDITOR IN CHIEF
SHOTA KONDO

近藤翔太

普段はシャワー派です。とかいいつつも、大きな風呂は大好きです。でも、熱いお湯にさっと浸かって終わりの、カラスの行水タイプ。この特集を機に、新潟の銭湯を制覇しようかなって企んでみたりして。銭湯一人旅なんていいかも。