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はちのす商店街にある、
煙突が目印の 金の湯。

新潟の銭湯特集 #02

SPOT 2017.10.17

金の湯 風呂場の内観

常連さんが番頭にもなっちゃう、「金の湯」
KANENOYU

蜂の巣校舎といわれていた新潟市東区の木戸小学校。新校舎への建て替えを機に、東区中山にある商店街は「はちのす」というネーミングを受け継いで「はちのす商店街」となったそうです。その商店街の方々が、朝から(むというかむしろ開店前から)通っている銭湯が、こちらの「金の湯(きんのゆ)」さん。常連客である永峰さんは、朝8時からボランティアで掃除を行い、開店前からやってくる方の受付までこなしています。もちろん、終わったら自らお湯に浸かって帰っていきます。「今日は、八百屋さんがくるって」など、商店街らしい会話が飛び交うアットホームな銭湯です。

金の湯 窯場

窯場の金子さんは、風呂を沸かして50年。

ちなみに、金の湯の開業以来、新潟では新しい銭湯はできていないそうで、実は新潟で最も新しい銭湯なんです。取材に応じてくれた金子義雄さんは、2代目の窯場担当。昭和36年に先代が開業したこの銭湯の窯場を20代前半で受け継ぎ、以来ずっと裏方として湯を沸かしてきました。おがくずを主として沸かす釜は珍しく、遠くは加茂市までおがくずを集めに行くとか。湯温はぬるくても41~42℃、通常では43~45℃と熱めに設定され、朝一からだんだんと温度を上げていくそうです。

金の湯 窯場の金子さん

お風呂は「超音波風呂」「水風呂」「スチームサウナ」、そして男湯に「露天風呂」、女湯に「塩サウナ」と銭湯では珍しい豊富なお風呂のタイプをそろえ、広々しています。駐車場も3ヵ所(40台)あり、クルマ社会の新潟人には嬉しいところ。向かう道は一方通行ですが、銭湯ならではの背の高い煙突が目印になっています。通り過ぎないように注意しましょうね。

金の湯 金の湯と書かれた煙突が目印

DETAIL

金の湯

金の湯

かねのゆ

新潟市東区

  • 新潟市東区中山3-1-16
  • 025-273-3251
  • 10:00-22:00

お店の備品

  • ○ドライヤー
  • ○ロッカー
  • ○貸しタオル
  • ○シャンプー/ボディーソープ
  • ○雑誌/TV
  • ○ドリンク
  • ○マッサージ機
  • ○体重計
  • ○コインランドリー(別棟)

スーパー銭湯や日帰り温泉などの陰に隠れがちな昔ながらの「銭湯」。夕方に暖簾をくぐって入ると、お風呂から上がったときには真っ暗になっていたりして、その町の景色の変化も含めて楽しめたり。ぽかぽかの身体で、ご近所を散歩しながら家に帰ったり。ぜひ皆さんも、銭湯の楽しさ、再発見してみてください。次回もお楽しみに!

EDITOR IN CHIEF
SHOTA KONDO

近藤翔太

普段はシャワー派です。とかいいつつも、大きな風呂は大好きです。でも、熱いお湯にさっと浸かって終わりの、カラスの行水タイプ。この特集を機に、新潟の銭湯を制覇しようかなって企んでみたりして。銭湯一人旅なんていいかも。