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看板猫が4匹いるよ。
親子二代で営む 小松湯。

新潟の銭湯特集 #03

SPOT 2017.11.27

古きよき新潟の銭湯をご紹介します。

お風呂のない家なんてほぼ皆無、バストイレ別のアパートも当たり前。そんな時代だからこそ、たまにはちょっと気分を変えて、昔ながらの銭湯に行ってみるのはどうでしょう。ふと空を見上げたとき、あれ?何の煙突だろう、と思うことはありませんか? 実は意外と知られていない、町の銭湯。昔は、風呂桶を片手に、家族で通っていた、そんな銭湯。「神田川」の歌詞にもあるように、一緒にでようねって約束したのに待ちぼうけをくって寒い思いをした記憶も。そこには、いつものバスタイムとは違った時間が流れています。Najilaboでは、「新潟の銭湯」を、一軒ずつ月イチペースでお届けしていきます。

小松湯 風呂場の内観

常に新鮮な湯を楽しめる、「小松湯」
KOMATSUYU

新潟市東区秋葉通にある小松湯は、早朝8:30から営業しています。熱いお湯は奥、ぬるいお湯は手前と別れ、40~44℃と、少し高めの設定。薪を燃料にしているため、お湯がやわらかいと評判で、なんとかけ流し。どんどん足されるので、常に新鮮なお湯を楽しむことができるのが最大の魅力です。新潟みなとトンネルからも近く、ウォーキングやランニングで汗を流した人たちや、区を跨いで遠方からやってくる人も多いとか。前半後半で番頭が、お母さんか娘さんに入れ替わるのも、親子二代で営んでいるからこそですね。

小松湯 風呂の窯場

創業以来、ずーっといるんだ看板猫が。

昭和31年創業、今年で61年をむかえるこちらの銭湯には、代々看板猫がいるんです。今代の看板猫は「トラキチ」「コツブ」「マルミ」「エリザベス」の4匹で、写真の猫は6㎏もある大きな男の子「トラキチ」です。準備中の店内をうろちょろしたり、敷地内でお昼寝したりしています。「体をよく拭いてから脱衣場に出ましょう」などの注意書きには、看板猫のイラストが添えられていたり、ポイントカードにも猫をモチーフにしたオリジナルのキャラクターが描かれています。

小松湯 看板猫

お風呂は「遠赤外線風呂」「超音波気泡マッサージ器」「サウナ」、毎週日曜日には生薬風呂「瑞恵泉」、毎月26日(風呂の日)には月替わりで「変わり湯」が楽しめます。風呂上りに飲みたいのは、やっぱり瓶の牛乳。そう、小松湯にはあるんです。牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳がそろっています。腰に手を当ててグビグビ飲んじゃいましょう。でもビールがいいって人には、もちろんアルコール類もあります。柿ピーを持参してくる常連さんもいるとか、いないとか。

DETAIL

小松湯

こまつゆ

新潟市東区

  • 新潟市東区秋葉通2-3722-12
  • 025-273-3265
  • 08:30-22:00

お店の備品

  • ○ドライヤー
  • ○ロッカー
  • ○貸しタオル
  • ○シャンプー/ボディーソープ(販売)
  • ○スポーツ新聞
  • ○ドリンク(ジュース、牛乳、ビール)
  • ○体重計
  • ○ポイントカード

スーパー銭湯や日帰り温泉などの陰に隠れがちな昔ながらの「銭湯」。夕方に暖簾をくぐって入ると、お風呂から上がったときには真っ暗になっていたりして、その町の景色の変化も含めて楽しめたり。ぽかぽかの身体で、ご近所を散歩しながら家に帰ったり。ぜひ皆さんも、銭湯の楽しさ、再発見してみてください。次回もお楽しみに!

EDITOR IN CHIEF
SHOTA KONDO

近藤翔太

普段はシャワー派です。とかいいつつも、大きな風呂は大好きです。でも、熱いお湯にさっと浸かって終わりの、カラスの行水タイプ。この特集を機に、新潟の銭湯を制覇しようかなって企んでみたりして。銭湯一人旅なんていいかも。

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