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温泉マークが目印
好立地の「さか井湯」

新潟の銭湯特集 #08

SPOT 2018.4.16

古きよき新潟の銭湯をご紹介します。

お風呂のない家なんてほぼ皆無、バストイレ別のアパートも当たり前。そんな時代だからこそ、たまにはちょっと気分を変えて、昔ながらの銭湯に行ってみるのはどうでしょう。ふと空を見上げたとき、あれ?何の煙突だろう、と思うことはありませんか? 実は意外と知られていない、町の銭湯。昔は、風呂桶を片手に、家族で通っていた、そんな銭湯。「神田川」の歌詞にもあるように、一緒にでようねって約束したのに待ちぼうけをくって寒い思いをした記憶も。そこには、いつものバスタイムとは違った時間が流れています。Najilaboでは、「新潟の銭湯」を、一軒ずつ月イチペースでお届けしていきます。

「さか井湯」のシンボルマーク。
SAKAIYU

近年若いクリエイターなどがこぞって出店し、販売店から飲食店などが賑わいを見せている沼垂テラス商店街の近くにある銭湯「さか井湯」は、新潟駅からも車で約5分と好立地にあります。佐渡の海岸をイメージした壁画の女湯と、海を描いた男湯が奥行きを感じさせてくれ、とても広々とお湯に浸かることができます。コインランドリーが併設されているせいか、女性客も多く、開店15分前ともなれば「もう開いてる?」と、常連客がやって来ます。ちなみに、入口の上には温泉マークがドーンと待ち構えているので要チェック!

趣味は休日の晩酌です。

店主の坂井雅さん(82歳)は、20代後半に婿として「さか井湯」にやって来ました。数年前までは、奥さんと二人三脚で営んでいましたが、現在は3人の女性番台さんと一緒。毎日お昼前からせっせと湯を沸かし、店内の掃除をして。毎日日本酒を1合だけ飲むらしく、休日になると日本酒が大好きな坂井さんは、いつもよりもちょっとだけ多く飲んじゃうんだとか。酒は百薬の長っていうぐらいだからと、健康の秘訣を話してくれました。銭湯よりも日本酒が好きなんだそうですよ。

定番の気泡風呂、超音波風呂に加えて人気の薬湯。日曜日だけ薬湯を行っている銭湯が多い中、こちらの銭湯では毎日日替わりの薬湯を楽しめます。スチームサウナに水風呂も完備され、まずサウナから入るんだって常連さんも多いそうです。お湯の温度は41~2℃と一般的な銭湯に比べると低いですが、銭湯巡りをしている人たちからは、じっくり入って身体がしっかり温まると好評なんだとか。家庭風呂よりちょっと熱い程度なので、子どもを連れても安心してお風呂に入りにいけますね。

DETAIL

さか井湯

さかいゆ

新潟市中央区

  • 新潟市中央区沼垂東2-11-4
  • 025-244-4993
  • 13:30-22:00

お店の備品

  • ○タオル(販売)
  • ○シャンプー、ボディーソープ(販売)
  • ○コインランドリー(洗濯機、乾燥機)
  • ○ドリンク
  • ○アイスクリーム
  • ○体重計
  • ○マッサージチェアー

スーパー銭湯や日帰り温泉などの陰に隠れがちな昔ながらの「銭湯」。夕方に暖簾をくぐって入ると、お風呂から上がったときには真っ暗になっていたりして、その町の景色の変化も含めて楽しめたり。ぽかぽかの身体で、ご近所を散歩しながら家に帰ったり。ぜひ皆さんも、銭湯の楽しさ、再発見してみてください。次回もお楽しみに!

EDITOR IN CHIEF
SHOTA KONDO

近藤翔太

普段はシャワー派です。とかいいつつも、大きな風呂は大好きです。でも、熱いお湯にさっと浸かって終わりの、カラスの行水タイプ。この特集を機に、新潟の銭湯を制覇しようかなって企んでみたりして。銭湯一人旅なんていいかも。

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